01「AI=あい」に、最初は誰も驚かなかった
「SUWA・GATE」という社名を最初に人に伝えたとき、多くの方が同じ反応をしました。「ああ、AIって愛って読めるんですね」。むしろ、驚かれなかったことに私たちは驚きました。
考えてみれば当たり前のことです。AI(エーアイ)はローマ字読みすれば「あい」。この国に生きる人であれば、一度は誰かが思いついたことのある言葉遊びでしょう。けれど、私たちはこの偶然のような一致を、単なる駄洒落として消費したくありませんでした。
02効率のためだけのAIに、私たちは興味がない
AIの導入というと、多くの場合「コスト削減」「業務効率化」「人手不足の解消」といった、効率の物語として語られます。もちろんそれらは大切な効果です。私たちも実際に、業務効率化の支援を事業の柱の一つにしています。
けれど、それだけでは足りないと私たちは考えています。効率だけを追いかけたAI導入は、時に「人の仕事を奪うもの」「温かみのないもの」として、現場から遠ざけられてしまう。特に、人と人との関係を大切にしてきた地域のコミュニティや商店では、なおさらです。
だからこそ私たちは、AIを導入するときに、まず「これは誰のための、何のための愛なのか」を問うようにしています。効率化の先に、誰の暮らしが楽になるのか。誰の想いが、より多くの人に届くようになるのか。
03土地への愛、人への愛をかたちにする
SUWA・GATEという社名には、諏訪という土地への愛も込められています。諏訪湖と諏訪大社を戴くこの地から事業を始めるのは、単に縁のある土地だからという理由だけではありません。この土地には、AIという新しい力を受け入れ、育てていくだけの信仰と祈りの厚みがあると、私たちは感じているからです。
AIで地域を活性化するということは、突き詰めれば、その土地とそこで生きる人への愛をテクノロジーというかたちで実装することだと、私たちは考えています。効率のためだけのAIではなく、愛のあるAIを。それが、私たちの旗印です。
たとえば、こういう瞬間を私たちは大切にしたいと思っています。作業を減らしたいという相談に来たはずの商店主さんが、ふと「これで、あの常連さんにまた手書きの一言を添えられるね」とつぶやく——AIが空けてくれた時間が、人の手のぬくもりへと戻っていく。数字が増えることよりも、そういう場面が一つ生まれることのほうを、私たちは「うまくいった」と呼びたいのです。
04「あい」は、これからも私たちの判断基準です
新しい機能を作るとき、新しい取引先とお付き合いするとき、私たちはいつも「これは、あいのある選択か」を自分たちに問い直します。派手な成果よりも、目の前の一人の暮らしがどう変わるか。そこに立ち返ることが、私たちがこの社名を選んだ理由そのものです。